この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
相談者は,転回してこちらに向かってきた対向車両を避けようとしたところ,対向車両との接触は避けられたものの,付近の電柱に衝突して胸部打撲等の怪我を負った。相手方は,保険会社を通じた交渉を行ってきたが,保険会社は,直接の接触がないことなどを理由に,過失割合5:5を提案。このような提案に納得できなかった相談者は,弁護士への依頼を決意した。
解決への流れ
交渉では解決できなかったことから,裁判を提起して争うことに。相手方は,裁判においても過失割合5:5を主張し続けたが,事故時に作成された実況見分調書を取り付けた上で,相手方の主張が客観的に成り立たないことを十分に主張した結果,裁判所より,過失割合3:7で解決するよう和解勧告があり,この過失割合を前提に和解が成立した。
過失割合が争点になる事案は多数存在するところですが,このような事案については,客観的な資料である警察作成の実況見分調書に基づく主張を展開することが重要です。弁護士に依頼頂ければ,実況見分調書を取り付けた上で過去の裁判例にも照らした充実した主張が可能ですので,まずはご相談ください。